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古着屋の古着とは全く関係ない話 ほぼiPhoneの音声入力で記事を書く人 毎日12:30に更新

「はてしない物語/ミヒャエル・エンデ」は心が疲れたら読みたい本

※読んでくれてる人は「ネバーエンディング・ストーリー」という映画を観たことがある前提で進めるぜ

 

パチンカスのお父さんに連れられて小学生の私はよくパチンコ屋にいたんだけど、その日はめちゃくちゃ暇でなんとなく近くの本屋に行ったんだよ。

そしたらてしない物語っていう分厚い本が店頭の目立つところに置いてあったんだよね。 ネバーエンディングストーリーの原作ですって。ネバーエンディング・ストーリーは多分金曜ロードショーか何かで最初に見たんだと思う。すごい好きだった。

そこで初めて知ったんだよね、 「果てしない」って「ネバーエンディング」っていうんだ〜へぇ〜って。

ネバーエンディング・ストーリーって、主人公(バスチアン)を助けてくれるアトレーユっていう男の子が出てくるんだけど、その子が「アウリン」っていうでかい首飾りしてるんだよ。

それが蛇が絡み合うようなデザインで、自分が本屋で見つけた本の表紙にもそれが描かれてたんだよね。

もちろん映画に出てきたみたいな立体じゃないんだけど。平面なんだけど。赤い豪華な装丁で、映画の中でバスチアンが持ってる本とは全くデザインが異なるけど、すごく惹かれたんだよ。

絵本ナビ

 

小学生の時って、ファンタジー映画なんて見てるタイプだと特にそうだと思うんだけど、夢見がちじゃん。よく妄想しなかった?空飛べたらとか、魔法が使えたらとか。

だからその本読んだら、もしかして自分もファンタージェン(本の中の世界)に行けるんじゃないかなってなんかちょっと思っちゃったんだよね。

小学生にはほんとに分厚すぎて、多分5センチから8センチくらいあったんじゃないかな。だけどそれがとにかく欲しくて、パチ屋のお父さんのところに行って「本が欲しい」って言ったんだよ。

確かね4000円くらいしたと思うんだけど、パチンコしてる後ろめたさがあるのか、パチンコしてる時ってお父さん結構簡単にお金くれるんだよね。普段DV野郎なのに。

それですごく嬉しくてすぐ買いに行った。しかもさぁ最後の1冊だったんだよ。

運命だとか思っちゃうじゃん。光放ってたよ。ふぁぁぁぁって。めちゃくちゃファンタジー始まりそうな予感しない?パチ屋の換金所の近くで車止めに座ってずっと読んでた。

この本てさ、現実世界について書かれてる文章とファンタージェンでの出来事の文章の色が違って、すごくわかりやすいんだよ。だから「ああ今ファンタージェンにいるんだな」「あ、現実世界に戻ってきた」ってバスチアンと一緒にいるような、自分がバスチアンになったようなそんな気持ちになる。

結構映画と原作で違うところがあって最初は戸惑う。キャラクターの名前とかアイテムの名前とか細かいところが違って、映像化するにあたってわかりやすい言葉にしたんだろうなって思う。

例えばプリンセスの名前。ファンタージェンを救うためにプリンセスに名前をつけなきゃならないんだけど、 バスチアンが叫んだ名前も違う。全然違う。原作はモンデンキント。

モンデンキント?え、モンデンキント?みたいな。

全然なじみのない言葉だから変えたのかな。映画ではムーンチャイルドだった。

 

だけどさあ、やっぱり長すぎちゃって、一気に最後まで読めなかったんだよね。ネバーエンディングストーリーって映画では1・2・3ってあるんだけど、原作はもちろん3のラストまでの内容になってたはず。はずっていうのは、あまりにも古い記憶すぎて覚えてない上に引っ越ししすぎて紛失したから...。ちょっと今これ書きながら買って読み直そうかなと思ってる。

確か結構前にもアマゾンかどこかで本探したんだけど、自分が買ったタイプのあの分厚いやつなかなか売ってなかったんだよね。普通の文庫判だったらあるんだけど、やっぱりどうせだったらあのでかいやつで読みたいじゃん。文庫版だと文章の色分けられてないみたいだし。

 

ネバーエンディング・ストーリーの良いところって、主人公がちょっと孤独感じてる普通の少年(原作ではぽっちゃり)ってところなんだよね。感情移入しやすいんだよ。

なんていうのかな、ネバーエンディング・ストーリーの軸って、小さな世界しか知らなかった男の子がたくさんのことを経験して強くなっていくっていうところだと思うんだよね。

バスチアンてお母さんがいなくてお父さんだけなんだけど、 お父さんとあんまりうまくいってないんだよね。

お父さんはすごく気を使ってるんだけど、バスチアンは割と逆らいがち。

大好きなお母さんのことをお父さんはもう忘れちゃったのかなってバスチアンは思ってる。そこから多分お父さんに対しての怒りがいろいろなところにぶつかっちゃってるんだろうなと。お母さんがいない寂しさと、お母さんをもう過去の人にしてしまってるお父さんへの気持ちがさ、 きっとバスチアンを孤独にしてるんだよね。

 

(ごめん読み直して思い出したんだけど、↑これ映画でいったら2の話だった😂)

 

これって事情は違ってもみんな必ず通ってきてる道じゃない?なんとなく自分だけしかいない世界というか、誰にも分かってもらえない気持ちとか、そのことで孤独を感じちゃう瞬間っていうのがあったじゃない?

それをさあどんどんこじらせていくと本当に孤独になっちゃうんだけど、 そうなる前に誰かが扉を開けてくれたり、何かちょっとしたことがきっかけになって自分で扉を開けたりしてきたと思うんだよ。何度も。バスチアンにとっては、古本屋で見つけたこの「はてしない物語」がそれだったんだろうね。

 

ハリーポッターも冒頭少し似てるよね。孤独な男の子がある日突然違う世界に行っちゃって、しかもそこでは特別な存在で、そして成長していくっていうのが、すごくベースとしては似てると思う。

ネバーエンディング・ストーリーハリーポッターも、すごく身近なところに全然違う世界があるんだよっていう、そしてそこには誰にだって行く権利があるんだよみたいな雰囲気いいよね。

そういうところにね、子供も大人もすごく魅力を感じるんだと思う。

最初から全然違う世界のファンタジー映画を見るよりは、日常に潜むファンタジーって最高じゃない?自分ももしかしたら特別な存在で、いつか違う世界に行けるんじゃないかなっていう希望を持って、辛いことも乗り越えられるんじゃないかなぁっていうのはある。甘いか。

どんどん話がそれちゃうな。僕の悪い癖です。

今日はネバーエンディング・ストーリーの映画が好きな人は一度本も読んでほしいな!というお話でした。12:30過ぎちゃった。

全然本の良いところ紹介できなかった気がする。まいっか。

↑あれ?これか?分厚いやつ

確認したらこれだった!買うぜ

 

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